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震災当日(平成7年1月17日)~地震発生

1月17日午前5時46分:強烈な衝撃で目覚める。寝ぼけ頭で(なんだろう?)と思う間もなく縦に揺れ、横に揺れ(オッ、これは地震だ、すごいなあ!まだ揺れている、もおいいかげんにしろ!)、ガチャンと音がする(壁掛けの額でも落ち […]

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震災当日~医院到着

医院に入ると待合室には多くの人がおり、当直看護婦がけが人の処置をしていた。「入院患者さんは?」、「15名全員無事です。そこにおられます」。入院患者さんは全員着替えをすませて、待合室の隅に座っておられ、その他にも老人やけが […]

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震災当日~医院焼失

医院の周囲は既に四方が火の海の状態であった。炎の中から若い男が飛び出して叫んだ。「親父がそこで下敷きになっている。まだ生きている。たすけてくれ!」向こう見ずな私にも、さすがに猛火の中に飛び込むことは出来ず、大通りに出て消 […]

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震災翌日(平成7年1月18日)~自宅の様子

震災翌日の1月18日、昼頃に目覚める。ガスが止まっており、暖房が出来ず寒い。パジャマの上にトレーナーとカーディガンを着て、いつもの調子でトイレに入る。そうだ、水洗が出来ないのだと気づき、新聞紙を持って庭に出て、寒風の中で […]

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震災翌日~焼跡から

暗くなった頃に、医院の近くに住んでいる看護婦から電話が入る(10円玉公衆電話からは電話が通じていた)。『火がおさまって近づけるようになったので、医院を見に行ったら一階にカルテが散乱していました』、「エッ!焼け残っているの […]

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診療再開まで~始動

1月19日からは毎朝6時に起き、渋滞を避けるため出来るだけ早く家内と共に家を出て、2時間程かけて医院に向かい、暗くなる5時頃まで後片づけをして、3~5時間かけて帰宅する毎日が続いた。電気、水道、ガス、電話の全てのライフラ […]

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再建に向けて~自力再建

神戸市の説明をくどく聞いたが、結局は神戸市を相手にしていたのではどうしようもなく、自力で再建をしなければ仕方がないと判断し、その方向で動き出す。リストアップしていた候補地から市街地再開発および区画整理の地区内のものを除く […]

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新規開院前日(平成8年4月4日)

予定より少し遅れたが、無事新規開院の準備が整い、院内披露を行う。午後4時、院内披露を終え、5時からのホテルオークラ神戸での祝賀パーティーに出かけようとしていた時に県医務課の女性担当官より電話「もう一度書類を見直していまし […]

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開院当日(平成8年4月5日)

朝8時、医院へ行くと削岩機2台を持参して6名の関係者が集結していた。直ちに2階から6階までの防火扉を取り外し、コンクリート壁を削岩機でぶち破る工事を始める。 午前10時、削岩機の騒音と振動の中で診察を開始。午前診を終え、 […]