医療法人社団新長田眼科病院

新規開院前日（平成８年４月４日）

予定より少し遅れたが、無事新規開院の準備が整い、院内披露を行う。午後４時、院内披露を終え、５時からのホテルオークラ神戸での祝賀パーティーに出かけようとしていた時に県医務課の女性担当官より電話「もう一度書類を見直していましたが、防火扉の幅が足りないので明日からの使用は許可できません」。

パニック状態で、混乱した頭のまま祝賀パーティーに向かう。

祝賀パーティーを終えて早々に帰宅し、各方面の関係者の方々に電話をしてご意見を聞く。「防火扉を通路と考えるか、単なる扉と考えるかで医療法の解釈が異なり、どちらにも解釈できる」との事であったが、県医務課の女性担当官が通路であると考えているのでは仕方がない。 ４月５日未明にＹ氏に電話をする「削岩機と人手を出来るだけ多数、至急に集めてほしい」。